息子の扁平母斑の治療記録 PR

【6】扁平母斑の治療をやめました【1冊の本との出会い】

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【5】扁平母斑の治療をやめました【扁平母斑について検索しまくる日々】

1冊の本との出会い

扁平母斑について、ネットで検索を続けていたある日、1冊の本の存在を知りました。

この本です。

この時、4歳半だった息子のためのようなタイトルの本!

即、読みました。

西堀形成外科という病院の、院長が書いた、いろいろなあざの治療法の本でした。

この時までにも、ネットの中からは、たくさんの知識を得ていましたが、あくまでも、それはネットの中の知識。

どこの誰が言った言葉なのか、情報も、どこまで信じても良いのか、やっぱり疑ってかかるところも勿論あって。

その点、この本に書いてあることは、明らかにここの院長である、西堀公治さんが書いたものだし、責任はしっかりとそこにあることがわかるし、本にしている以上、出版社のチェックだってそれなりにきちんと入っているだろうし…と思って、これまで得た知識の答え合わせのような気持ちで読みました。

本の内容的にも、あざに関してかなり幅広く解説してくれていたので、「扁平母斑」以外のあざに関してもたくさん載っていて、個人的にはとても勉強になりました。

この本を読んだ上で、また、あらためて、

「前向きに治療を検討しよう!」

という気持ちになりました。

私の気持ちを後押しした項目は、このあたり。

  • 扁平母斑の治療は6歳までにやった方がいい
  • 小さな頃の方があざが消える確率が高い
  • レーザー治療は保険適用

反対に、やっぱりここは覚悟しないといけないなと思ったのは、

  • レーザー治療には、痛みはある!
  • 治療の時に、こどもが泣き叫んでも押さえ付ける覚悟
  • そうまでして頑張っても、再発する人がほとんど
  • 1回でアザが消えることは奇跡

うん。覚悟はしていたけれど、嫌なことしか書いてない。

検索漬けの日々で疲弊しているところにとどめを刺される気分だけど、それでも立ち上がって前に進んでいかなければ…。

世のお母さんたちのメンタルってほんと、孫悟空よりも強いと思う…。

メンタル戦ならオラ、負けねぇ。

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西堀形成外科に行くのか、それ以外の病院か

この本を読んだ上で、次に考えたこと。

息子のあざの治療を前向きに検討するという前提で、

西堀形成外科に行くのか、

それ以外の病院に行くのか、の選択。

調べてみたところ、西堀形成外科は愛知県にある病院だったので、私たち家族も愛知県に住んでいるので、距離的には、通おうと思えば通える距離なんです。

ただ、愛知県といっても広いので、通うとなると高速を使って通うことにはなります。

西堀形成外科は本も出しているくらいなので、あざ治療の世界ではレジェンド的な扱いの病院のようで、かなり遠くの県からも我が子の治療のために本気で通っている夫婦とかいるみたいで、口コミの数も調べるとなかなかに多くて、

でも、口コミが多いということは、自然と、悪い口コミも増えるんですよね。

西堀先生(院長)の診察や治療に関して、納得がいかなかった!という口コミと、あとは、人気すぎるがゆえに待ち時間が『鬼えぐい』らしい…。

ここからはもう、私個人の考え方だったのですが、

まず、私自身は、担当してくれる先生との相性を、すごく重要視する!ということ。

いくらこどものためとは言え、治療にあたって、先生と言葉を交わすのは私たち親なわけで、すでに皮膚科でかなり嫌な思いをさせられていた私としては、揉める要素がありそうな病院とは、これ以上関わりたくなかったので…

口コミをまるごと鵜呑みにしたわけではないですが、揉めそうな要素があるのなら、極力避けたい、とは思いました。

あと、待ち時間に関しても。

子連れの病院での、長ーーーーい待ち時間の、あのキツさを知っているので、通うたびに車の中で1時間待ち、もしくは2時間待ちは…

想像しただけで無理でした。

高速を使って数時間、

その後、診察待ちで数時間…

待ち時間に飽きてぐずる息子

治療の痛みで大泣きする息子

くたくたになる私

それでも、その後また高速を使って、数時間後に帰宅…

これ、1日仕事なやつやん。

これを、あざが消えるまでずっと…?

無理、ぜったい。

そういういろんな要素を含めて、検討に検討を重ねた結果、我が家では、以下の3点の条件に絞って、病院を探すことにしました。

①治療のために何度も通う必要があるのなら家から出来るだけ近い病院がいい

②個人の病院よりも大きな病院で(後々の責任問題とかも考えて)

③あざ治療の実績よりも先生との相性を重要視する

③に関しては、もちろん実績はあった方がいいに決まっています。

でも、まず形成外科の先生になっている以上、最低限の知識はあるだろうし、大きな病院なら最新のレーザーの機械だってある。

適切に治療をしてくれることに、かわりはないと考えたのです。

そして万が一、何かトラブルがあったとしても、その先生1人の責任じゃなくて、ある程度までは病院単位でフォローをしてくれるんじゃないかという期待もあり。

これらをクリアする病院を、家から30分以内の範囲で探して、とある大きな総合病院の形成外科の予約を、我が家ではとることにしたのでした。

あの、勘違いはしないでほしいのですが、西堀形成外科の先生を名指しで悪く言っているわけではないのですよ。

「HSP寄りの私とは合わなそう」と思ったので、我が子の治療に通うのは見送ったというだけのお話です。

実績もあり、本も出していて、すごい人なんだろうと思っています。

かなこ

あと、これは逆に感謝していることなのですが、西堀院長の本を読んだことによって、「あざの治療をしてなにが悪いんだ!」という強い気持ちを持たせてくれたことが素直に嬉しかったです。

私が過去に通った皮膚科の先生も、ネットの中で見解を話している先生も、

「扁平母斑は再発しやすいあざだから…」

と、オブラートに包んで、親切なふりをして、遠回しに遠回しに言ってくるけれど、

「やらなくていいんじゃないですか?痛いだけだよ?」

と、私には聞こえるんですよね。(被害妄想とも言う)

「こどもが痛くて泣いても、再発しやすくても、消える可能性がわずかにでもあるのなら、親がそれに縋って何が悪い!」

「わたしの大事な大事なこどもなんだよ!!!」

↑私の本音

西堀形成外科の先生の本では、

「あざがある本人や、その親が気になるのなら、それは取ってもいいあざだ」とはっきり言ってくれていたことが嬉しかったです。

「取りたいのなら取ってもいい」

「あざのある子とその親がそれで幸せになれるのなら医者として全力を尽くす」

私が接してきた中にはいなかったけれど、そう言ってくれる先生もいることを知って、私は力が湧いたのです。

そしてホッともしたのです。

「あざは神様からのおくりものだよ」って言われようが、

それを受け取るかどうか迷うくらいは、私たちにもさせてほしいじゃないですか。

これまた、誤解をしないでほしいのですが…

「あざは取ったほうがいい」

「あざは取らないほうがいい」

この論争をしたいのではなくて…

「取りたいのなら取ってもいいし、取りたくないのなら取らなくてもいい」

「お互いの考えを尊重し合いましょう」

ということをお伝えしたいのでございます…。

どちらにもそれぞれの正義があり、どちらが正しいということでもないのだから…。

どの親も我が子を大切に大切に想っていて、何が最善かを、毎日、一生懸命考えてる。

みんなが優しく、尊重しあえたらいいですよね。

つづく…

【7】【総合病院の形成外科の初受診】はこちらから↓↓

痩せたいけれど食べたい40歳
かなこ
エッセイとおやつとコーヒーでできている40歳主婦のゆるりの日々。and ひとりっこ息子(小2)のあれこれ。
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