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【7】扁平母斑の治療をやめました【総合病院の形成外科の初受診】
全身麻酔のための事前検査
全身麻酔をして、レーザー治療をする予定の日が12月の27日、28日。
その約1か月前の11月に、こどもの健康診断を病院で行いました。
全身麻酔をするにあたって、からだが健康かどうかの確認をするためです。
健診日は平日だったので、この日は幼稚園(年中さんのころ)を1日休んで行きました。
前回の形成外科への受診は夫も一緒に行ってもらったけれど(先生との言った言わない問題 防止のため)、健診くらいなら大丈夫でしょう、と思い、この日は私と息子の2人で行きました。
この日の検査は結構あれこれあったので、順番があやふやなのですが…
- 内科健診
- 血液検査
- レントゲン検査
- 麻酔科の先生から全身麻酔の説明
- 小児科の先生から入院の説明
などがあったと思います。
これらの検査もありがたいことに医療費無料の対象でした!
本当に本当にありがたかったです!!
この中で大変だったと記憶しているのが…
血液検査!!
行く前から、ここはめっちゃ警戒していたんですけど…
予想通りに、やっぱり大変でした…。
小さいこどもの採血は注射針の刺し直しがえぐい!!
一旦、少し過去のお話に遡るのですが。
うちの息子は、同じく年中さんの7月に(事前検査の4か月前)、なかなか風邪の熱が下がらなかったことがあって、ここの総合病院に緊急入院したことがあったんです。
その入院をする時にも、ここの小児科で血液検査をするために採血をしたのですが…
4歳くらいのこどもの手って、血管が細すぎて、うまく注射針が入らなくて、めっっっっっっちゃ、針の刺し直しをされたことがあったんです。
一番血管が見えやすい場所ということで、手の甲の部分に針を刺すみたいなのですが、手の甲なんて大人でも怖い…!
横で私も見ていたのですが、小さな手の、ぷくぷくした甲の、細い血管に、
何度も何度も、
何度も何度も!
注射針を刺していて…
「うーん、入らない…」
「ここかな…うーん…」
って、2人いた看護師さんたちが苦戦していて…
どう見ても10回以上、小さな手に、何度も何度も針の刺し直しをしていて、
横で見ている私は、
「ちょっと!!いい加減にしてよ!!!」
っていう声を、喉のギリギリのところまで出かかって、必死で堪えた…という苦い思い出があり…
正直、うちの息子は普段、注射では泣かない子なんです。
痛いのは一瞬だけだって分かってるから、「ん、」って我慢できるタイプ。
私自身は小学校に入るまでは絶対に泣く子だったので、息子すごいなって思ってたくらい…。
その息子でさえ、5回、6回と刺し直しをされるとさすがに痛かったらしく、
(しかも、細い血管を探すために、手の甲に針を刺した状態で血管を探すような動きをするんですよ)
段々と目が潤んできて、
「痛い…痛い〜…」
って泣くんですよ…
それでも、我慢して、暴れたりはしなくて、必死で針の刺し直しに耐えていて…
もう、私が、変わってあげたい!!!!!
って、胸が押しつぶされそうな出来事でした…。
↑というのが、4か月前の出来事。
なので、またしても、あの悲劇が再び…というのが、検査に行く前からの私の最大の不安の種だったのです…。
いざ、2度目の血液検査!!
内科健診、レントゲン検査などは、大人と同じ検査病棟で行ったのですが、採血だけは、万が一のことを考えて小児科で、という流れでした。
私「血液検査のために注射があるんだけど、ちょっと痛い注射なの。でも必要な注射だから、頑張って我慢しようね。ママも横にいるからね」
息子「いたいやつ…どのくらい痛い?」
私「1分か、2分か、3分くらい痛いと思う。痛かったら泣いてもいいからね。痛いって言ってもいいよ」
親子ともにドキドキしながら小児科の受付に行き、検査の旨を話すと、
受付の女性が、
「じゃあ用意しますのでお待ちくださいね」
そしてすぐに看護師さんが来てくれて、
「採血の痛みが和らぐように、針を刺す場所に麻酔のお薬塗っておきますね」
えっ、そんな塗り薬があるの??
だったら前(4か月前)もそれ使ってよー!
とは思ったけれど…
どうやらこの塗るタイプの麻酔のお薬は、塗った後30分くらいそのまま待っていないとダメなものらしく、前回は緊急入院だったから、そんな余裕がなかったのかなぁ…?
看護師さん「手の甲で採血しますが、右と左、どちらでしましょうか?」
私「どちらでも大丈夫です」
看「じゃあ利き手じゃない方がいいかな、左手の方にしましょうか」
と言って、左の手の甲にお薬をぬりぬり。
「30分くらいこのままでお待ちくださいね」
「触らないようにお願いしますね」
と言う看護師さんの言いつけを守って、親子で大人しく待ちました。
そして、30分後に再び呼ばれて、いざ、採血!
今回こそ、注射針の刺し直しが最小限でありますように!
麻酔の効果で、少しでも痛みが和らぎますように!
冷静な顔は保ちつつ、だけど祈るような気持ちで子どもの横に控えていましたが、それでもやっぱりこどもの採血は難しいらしく、
先生「うーん…もう一回、刺すね、ごめんね」
と、2回、3回と手の甲に針をブスブスと…
あぁ、またか…
本当に、この時間がキツい…
変わってあげられるのなら変わってあげたい…
3回目、4回目あたりから、やっぱり息子も、
「いたいよぅ〜、いたい〜…うぇ〜ん…!」
って、涙をポロポロと流しだすし…
(でも絶対に暴れたりはしないんです。大きな声で泣くこともしない…ただ、ポロポロと涙を流して、苦しそうな声で泣くんです…辛い…)
そして、5回目か、6回目くらいで、ようやく注射が成功して、一安心。
針さえ入ってしまえば、あとは動かさない限り痛みはないから、(でも自分の手に針が刺さってるところをみるだけでも気持ち的には怖いけどね…)息子も落ち着いてきて、そのまま数分待って、無事に採血は終わりました。
もう、親の私の方が手に汗握ってる。
手汗すごい。
「よくがんばったね」
と息子を抱きしめて、そこで、やっと私も冷静になってきたことで、ある疑問が出てきました。
あれ?
そういえば、この採血、
なんで息子の右手でやってるの…??
麻酔の薬を塗ったのって、左手の甲の部分なんですけど…??
頭にハテナ?を浮かべながら、たった今採血をしてくれた女の先生に聞いてみると、
「えっ!麻酔、左手にしてたんですか?ごめんなさい!」
えぇ〜!!
どういう伝達ミス〜!?
4歳息子の採血をするにあたって、私も緊張の連続だったから、してる最中に気付かなくて、そこは私にも、落ち度はあると思うんだけど…
でも、でも〜!
麻酔の意味〜!!!
へとへとの中、麻酔が効くまでの30分間、4歳児をなだめながら待合室で待った意味~!!!
ここ、総合病院の罠だと思うんですけど、
小児科の受付の女性
麻酔のお薬をぬりにきてくれた看護師さん
実際に採血をしてくれた先生
その周りで補助をしてくれた看護師さん数名
これ、全員違う人なんですよね!!
なので、伝達ミスでこういうことも起こりうるみたいです。
人数が多いので手厚いのはうれしいところ。
でも、人数が多いがゆえに連絡ミスが命取り。
ちょっと〜!
しっかりしてよ〜!!
とは思ったものの、もう、なんとか採血は無事に終わったわけだし、息子も私も疲れてる。(体力的にも気持ち的にも)
麻酔を塗ってくれた人は利き手じゃない方がいいなと思って左手を選んでくれて、
先生は、少しでも血管が見えやすい右手を選んだみたい。
そこに悪意はないわけだし、何よりも息子にも、先生がちゃんと目を見て謝ってくれたし、そして息子も、
「うん、いいよ」
ってあっさり答えてるし…
(こどもって優しいですよね…)
とにかく無事に終わったことにしよう!!
と気持ちを奮い立たせて、採血を終えました。
ほんと、疲れた…。
あ、でもこのあと、たしか入院についての再度の確認&説明もあって、
- 個室の予約の確認
- 備品についての説明
- 持ち物についてのお話などなどを聞いて…
- 入院誓約書
- レーザー照射の同意書
- 全身麻酔に関する同意書
- 輸血に関する同意書(万が一のための)
の記入などもありました。
「個室は1日1万円です」
と、ここでも言われて、
「はい、大丈夫です」
と答えました。
あざの治療費が1万円で済むのなら、本当に、ただただ、ありがたいので!!
1万円で済むのなら大丈夫ですよ!!
次回、いざ、入院!
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