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【8】扁平母斑の治療をやめました【全身麻酔のための事前検査】
「一泊二日」の予定が「二泊三日」?
さぁ、12月の27日、日曜日になりました。
いざ、入院1日目の朝です。
年中さんだった息子の幼稚園も冬休みに入り、家族で楽しいクリスマスも終え、いよいよ、顔のあざの、レーザー治療!
27日の日曜日の午前中に病院に行って、
28日の月曜日の夜にはお家に帰れるという一泊二日の入院プランです。
親子の一泊分のお泊まりセットもばっちりスーツケースに用意して、お留守番の夫に「行ってきます!」と告げて、私と4歳息子は家を出ました。
日曜日の病院は、とても静かでした。
待合室には誰もおらず、受付にもほんの数名。
入院の旨を説明すると、スムーズに入院病棟へと案内してくれました。
我が子の全身麻酔&入院、ということで私も朝からドキドキしていましたが、無事に個室にまで到着すると、だんだんと緊張もほぐれてきて、やれやれ、とりあえずは一安心、と…
ほっと一息ついたのも束の間の出来事で…
びっくりするような内容を、入院病棟の看護師さんから伝えられます。
「むすこくん、レーザー治療のための全身麻酔ということで、えっと、二泊三日の入院ということでよろしいですね?」
「……はい!??」
二泊三日!????
「え、違いますけど。一泊って聞いてますけど」
「えっ!あの、でも、こちらに二泊三日って書いてあるんですよ」
差し出された書類に、確かに二泊三日って書いてある!!!
いや、なんやねんこの書類…!!
私「いやいや、一泊って聞いてます!」
渡された書類に書かれていたのは、
- 1日目 事前入院
- 2日目 全身麻酔&レーザー治療
- 3日目 退院
いやいやいやいや、知らんし!!!
2日目に、全身麻酔がしっかりと取れたのをお医者さんが確認出来たらそのまま帰れるって聞いてるし!!!
だから私も、一泊の用意しかしてないし!!!
看護師さん「そうなんですね…。じゃあ、これに関しては先生に確認するしかないので、今日は日曜日ですので、明日、月曜日に先生に確認してみますね」
とのこと。
もちろんそうして!
だって、ほんと、私はそう聞いてるし!
急に二泊三日とか言われても無理ですよ…!
しかも、ここで私はある一つの自分の勘違いに気付くのですが。
渡された入院書類の中に、
二泊三日 30,000円
の文字。
ん?
んん!?
今回の入院費用って、10,000円なんじゃないの?
一泊二日で10,000円なのに、
二泊三日でなんで30,000円になるの…?
と、ここで気付くわけです。
はっ…!
そ、そうか…!
個室は、『1日10,000円』だから、
一泊二日だと、個室を2日間使用することになっちゃうから、だから今回の費用は、
本当は20,000円だったのか…!!
それならそうと、最初から分かりやすく教えてよ〜!
勝手に勘違いしてた私も悪いかもだけど…
驚いた気持ちを隠しつつ、それならば余計に、二泊三日なんてダメだ!
10,000円だと思っていた予算が30,000円に急にぶちあがるのは、さすがに精神的ダメージが大きい…!
ということで、二泊三日断固拒否!の姿勢で看護師さんにお断りをしたのでした。
そんな感じで、出だしから、おいおい大丈夫なんか、と思う出来事はあったものの、看護師さんもそれ以上は深く確認してこなかったので、一旦その話はそこで終わりました。
お昼ごはんでも問題発生
そして、病棟に入ったのが午前中だったため、すぐに息子のお昼ごはんの時間になりました。
入院するのは息子で、私は付き添いという形になるので、食事は4歳息子の分だけ用意されます。
そこで運ばれてきた食事がこちら。
なんか…
なんというか…
おいしくなさそうな、うすい…茶色の見た目ですよね…。
でも、病院食だし、4歳のこどもの食事だし、こんなもんなのかな…
と、思いつつ…
でも、息子も、
「これ…残していい?」
と、案の定、ほぼ食べず。
だよね、優しい味付けの病院食なんて、こどもの口に合わないよね…
ほとんど食べれなくてかわいそうだけど、入院してる以上、私が勝手に何かを買って食べさせるのも良くないかなぁ…という思いもあり、そのまま、ほぼ残したお昼ご飯は終了しました。
DVD観れない問題
お昼ごはんのあとは、ただただ、退屈な時間。
元気いっぱいな4歳男子が病院の個室でのんびり過ごすなんて、普通に考えて無理じゃないですか。
なので、入院前に、DVD機器の貸し出しの可否をきちんと確認しておきました。
4歳ごろ、息子はしまじろうやポケモンのDVDが好きだったので、それらを多めに持っていって、病室で観て、時間を潰そうと思っていたのです。
事前に確認したところ、DVDプレイヤーは無料で貸出OKとのことだったので、お昼ごはんが終わった後に、貸してくださいとお願いしに行ったのですが…
まさかの、テレビに繋げない問題が発覚!!
この時の個室のテレビが、天井から下がっているタイプのテレビだったんです。
一般的な、テレビ台の上にテレビがのっているタイプのものだったら良かったのですが、
なぜか今回の個室は天井タイプのものでして…
「すみません、コードの長さが足りなくて、お繋ぎできません…」
と言われてしまい…
これまた、
私はちゃんと事前に確認したのに〜〜!!
と泣き寝入り状態…。
そうなると、日曜日の昼間なんて、4歳児の観たがるテレビ番組なんてやってるはずもなく…
ただただ、個室で、退屈すぎる時間が過ぎてゆく状態…。
DVDさえあればそこそこ時間を潰せると思っていた私は、ほかにはさほどおもちゃ類も持ってきていなくて、そんな状態で4歳児と過ごす長い長〜い時間…。
YouTubeはまだほとんど見せていなかった頃だったと思うから…
結構、大変だった気がします…。
もう忘れちゃったけど、どうやって乗り越えたんだっけ…。
おやつの時間に発覚したこと
そんなこんなで、ようやく15時。
病院食の中には「おやつ」も入っていたので、看護師さんが息子にゼリーを持ってきてくれました。
渡されたぶどうゼリーを、おいしそう〜に食べる息子。
そうだよね、お昼ごはん、ほとんど食べてなかったからお腹空いてたよね、と思いながら、
ここで、ふと、疑問がわく私。
それにしても、あのお昼ごはん、4歳児用とはいえ、病院食とはいえ、もうちょっとなんとかならんもんなのか。
あのお昼ごはん↓
栄養面を考えてくれている、いつもの幼稚園の給食だって、もう少しこども好みのものを出してくれてる。
明日、全身麻酔をするから、胃に負担がないように…?
とも思ったけれど、あんな感じの夕食がまた出てきたら、またほとんど食べられなくて、かわいそう…
お腹も空きそうだし…
明日(全身麻酔の日)は、朝から何も食べないでくださいと説明されていたので、
さいごの食事になる今夜の夕食くらいは、もう少し食べれるものを出して欲しい!と思いました。
そこで、食べ終わったおやつのゼリーの食器を片付けにきてくれた看護師さんに聞いてみました。
「あの、食事なんですけど、お昼の食事みたいなメニューだと、こどもが食べたがらなくてほとんど残しちゃうんですけど、夕食も同じような感じなんですか?」
看護師さん「そうなんですね、じゃあちょっと確認してみますね」
それから5分もしないうちに、看護師長みたいな貫禄のあるおばさまが急いで部屋に来てくれて、言ったセリフがこれ↓
「すみません!お昼ごはん、あれ、胃腸炎のこども用の『刻み食』になっていたみたいです!おかずが全部やわらかめになっていたのはそのせいです!」
は、はぁ〜〜〜!???
なんだと〜〜〜!???
「前に、お子さんが胃腸炎で入院した時の食事のデータがそのまま残った状態になっていて、そのデータのまま今回の食事のオーダーが入ってしまっていたようです。すみませんでした!すぐ訂正のオーダーを出しましたので、夕食からは通常食に戻ります。」
とのこと。
おいおいおいおいーーーー!!!
だからあんなに優しい見ためだったのかーーー!!!
病院食だからあんなメニューだったんじゃなかったー!
全身麻酔の前の食事だから消化にいいメニューだったんじゃなかったー!
ただの、病院側のミスーーー!!!
もう、ちょっと、採血の麻酔のミスとか、二泊三日のこととか、DVDのこととか、今回のごはんが胃腸炎用だったりとか、
ミス、多すぎない…!?
総合病院って、こんなにもミス多発するもの?
ひとつひとつは小さなミスで、致命的な被害があったわけじゃないけれど…
それにしても、
チリも積もればという言葉もあるんだよおぉぉぉ…!
それでも、これまた息子が、
「夜ごはんはちがうやつ?やったー!」
と呑気に喜んでいたので、私も、まぁ、まぁ、そういうことも…ある…?あるの…?
と、なんだか迷走した気持ちで、この件を終えたのでした…。
みなさんもお気を付けください…。
食事のメニュー、前の入院のデータが残る場合も、あるみたいです…。
って、なんでやねーーん!
(↑メンタルよくわからんくなってきてる)
その後、夕食の時間に届いた通常メニューがこちら↓
そう…
そう、
そうよね…!
このくらいの「固形感」と「色合い」と、「おかず感」は、病院食といえどあるよね!?
前回の刻み食とは大違いだぜ…
何回も画像出すけど、なんやったんやこれ…↓
寝る前にとどめのハプニング【電球切れ】
いろいろとあったけれど、その後は個室のお風呂に入って、パジャマに着替えて、さぁ、寝よう!となった時に、またまた最後のハプニングがやってきました。
枕元の豆電球、点かない問題。
この時4歳だった息子は、夜寝る時に、まだ部屋を真っ暗にして眠るというのが出来ない頃でして。
豆電球は必須だったんです。
でも、個室の病室で、ベッドの横の豆電球を点けようと思ってもなぜか点かない…
最初は、私の操作の仕方が悪いのかな?と思って何度かスイッチを入れたり消したりしていたのですが、やっぱりできなくて、看護師さんを呼びました。
すると、
「あれ?本当ですね、点かないですね。うーん、なんでだろ?おかしいな」
と、何度か操作しつつ…
でも私、内心、
(普通に、電球切れじゃないのかしら?)
と思っていました。
電球、変えてくれるかな?と思いながら、黙って見ていると、それでもまだ、
看護師さん「うーん、これで点くはずなんですけど…おかしいな…」
いやいや、なんでそんなにねばるのよ…
試しに一度、電球変えてみたらいいだけやん、て思いながらも、様子を見続ける私…。
それを見ていた4歳息子も、
「電球、かえるんじゃないの?」
と言い出す始末。
ほら、4歳児でもわかってるじゃん!笑
※ちょうど、この入院の数日前に、我が家でもお部屋の電球切れがあって、私が変えていたところを息子は見ていたので覚えていたみたいです。
それでも、息子の言葉を無視して(それか聞こえなかった?)、看護師さんはコードのねじれを直してみたり、スイッチを何度か操作してみたりして…
そして言った言葉が、
「うーん、点かないですね。明日、お部屋の清掃の方に聞いてみるので、今日はこのままでもいいですか?」
って。
ちょ、待てよ、
なんでやねーーーん!!!!
いやいやいや、電球、試しに変えてみたらいいだけやん!
電球の予備くらい、ナースステーションに置いてないの?
ナースステーションじゃなくても、病院のどこかには置いてあるでしょ?
まずはそれを試して、それでも点かなかったら、その時にこそ、そのセリフを言ってくれ!
と言うか…
と言うかですよ…
私ね、少しでもね、快適に入院生活を過ごせるようにとね、
1日1万円出してまで、個室を利用してるんですよ!!!!
2日で2万ですよ!!!
大部屋なら、2日間ともお金がかからずに利用できる入院をですね、
あえて2万円出してまで、快適に、ストレスなく過ごせるようにと、考えて、数か月も前から予約してたわけですよ…!!
電球一個くらい、つべこべ言わずに変えてくれ!!!!!
(TOT)
いや、実際には、こんなふうに声を荒げてはないですけど。
冷静に、
「良くはないです…。このままだと困ります。」
って言いました。
「こどもは豆電球がないと怖がるし、私も、慣れない個室でどこに何があるのか見えないと困ります」
と、ここは折れませんでした。
ほんと、個室の…意味…
そこまで言って、ようやく看護師さんが動いてくれて、数分後…
看護師さん「電球ありました!変えてみますね…、あっ、点きましたね!良かったー!」
(^o^)
ほうか、ほうか、よかったか…
わたしゃもう、疲れたし、眠たいし、くたくたよ…
( ;∀;)
無事に豆電球がお部屋に灯って、ようやく、眠りにつき、入院1日目を終えた、私たちでした…。
\おつかれさま、ママ/
↑DVD繋げないテレビ
総合病院でここまでに起きたハプニングまとめ
- 採血の麻酔ミス
- 一泊二日が二泊三日?
- 1万円のつもりが2万円?
- お昼ごはんが刻み食
- DVDプレイヤー使えず
- 個室の電球変えてもらえず
これ以上書くとますます長くなっちゃうから…と、省いてあるのですが、実は、個室での添い寝用ベッドの貸出の件でも微妙に揉めてます…。
これに関しては、後々、気が向いたら、書こうかな…と思っていますが…
ほんと、長くなりすぎるので…、様子見で…!
おい、気付いてるか…?
これだけの、予想外のハプニングが起きていながら、全身麻酔も、レーザー治療も、まだ、これからなんだぜ…
読むの、疲れてきてたら、ほんと…すんまそん…。
続く!
【10】【入院2日目・朝のトラブル】はこちらから↓↓