益田ミリさんの新刊、読みましたー!
…と言っても、この本が出たのは2022年の11月。
2か月遅れで読む本を新刊と言っていいのかどうか。
いえいえ、2か月遅れでも気分はきちんと新刊です。よね?
問題ナシです。よね?うふふ。
益田ミリさんの本って、今更ですけど、漫画やらエッセイやら単行本の文庫化やらといろいろあって、それらがまとめて重なると発行ペースが早く感じられて、あれよあれよと置いていかれる感…。
今回の2か月遅れなんて、まだまだかわいい方ですよ。ね?
でも、そんな経緯で、今回はちょっと、記事のタイトルに発行年号を入れてみました。
私は今でも読み切れていない過去作をたまに探して読んだりすることもあるので、こうすることで、いつの本なのかが少しだけ分かりやすいようになるといいな。と思って。
ほぼ自分のためですが、助かる誰かもきっといるはず。
【東京あたふた族】あらすじ
あらすじ…というか、ざっくり解説をすると、【東京あたふた族】は、今までいろんなところに寄稿した短編エッセイをまとめて、少し書き下ろしを足して、仕上がった一冊でした。
notマンガの、ザ・エッセイです。
文章だらけ本。
でも最近は益田ミリさんのマンガ本ばかり読んでいたので、これはこれで私は良かったです。
エッセイの中でも、ミリさんの東京暮らしに関するものばかりを集めた一冊だったので、ミリさんの私生活を知りたい、ミリさんの生態を知りたい、ミリさんのヒストリーを知りたい、と思っている人にはすごくいい本だと思います。
大阪で生まれ育ったミリさんがイラストレーターを目指して東京に出てきて、四苦八苦しながらお部屋探しをしたときのお話や、
そのお部屋でのご近所付き合い、ちょっとした事件、
イラストレーターになるために出版社をあちこちまわる話など、
ミリさんの下積み時代といえるようなものがまとめて読めるのって、ミリさん好きにはかなり嬉しい。
ミリさんって、なんとなくの印象ですが、自分のこと、おいたちなど、自分から喜んで話すっていうイメージがなくって、「聞きたいのなら話しますけど?」みたいなスタンスのイメージが個人的にはあるので、こういう本って貴重な感じです。
読み応えばっちりで、わたしは2023年のスタートに、いい本が読めた~って思います。
『東京あたふた族』じゃなくて『益田ミリという女』
ところで。
この本のタイトル。
『東京あたふた族』っていう名前になってますけど。
私は『益田ミリという女』のほうが確実にしっくりくるのに、と思いました。
だって『益田ミリ』がダダ漏れになっている本だから。
でもさすがに自分の本にそんなタイトルをつける人はいないよね。
ついでに、そんなタイトルにしちゃったら益田ミリさん好きが一気に飛びついちゃうだろうから、これはこれで考えられているのかな。
あと、この『あたふた族』という言葉って、実は、2019年発行の【しあわせしりとり】の中で出てくる言葉なんですよね。
(あとで気付きました)
かわいいし、印象に残る言葉だったから、今回の本のタイトルに採用されたのかな、とも思います。
『あたふたしている人は軽く扱われやすい。そのように扱われている本人が言うのだから間違いない。最初は丁寧に接してくれていた人が、気づくとタメ口になっていることは多々ある。ああ、今日もあたふたしてしまった。帰り道、冷静に振り返る。これがあたふた族の人生である。』
2019年【しあわせしりとり】より
そういえば、以前に、謎めいてる益田ミリさんの生態をまとめてみたくて、各情報を勝手に調べてまとめて書いた記事があるのですが(考えようによっては迷惑行為)、東京あたふた族を読んであらためてわかったことを追記してみました。
ミリさんの誕生日って、生まれた年だけはしっかりと公開されているのに、何月何日なのかは謎のままで、いつなの?状態だったけど、どうやら1月の終わりらしいです。
星座はみずがめ座。
ということは、1月20日~31日のどこかということ…
…って、こんなことまで調べてまとめるわたしってどんだけ益田ミリさん好きなのよという話。
だけど2023年も、ちょこちょこと時間を作ってミリさん本を多めに読めるといいな。と思っております。
とりあえず、『東京あたふた族』は母も読みたがっているので、このあと貸してあげる予定…。
↓ミリさんのお誕生日追記してみました
上の記事だけでも十分まとめてあると思うけれど、益田ミリさん関連の記事をもっともっと読みたい方は、益田ミリさんのカテゴリーから探して読んでみてね。
マンガでもエッセイでも、それぞれにお気に入りの一冊がみつかりますように。