この記事では、繊細さん(HSP)寄りのわたしが好きな、益田ミリさんのおすすめ本を紹介しています。
鋭い視点でものごとを捉えている、痛快・サバサバ!系の益田ミリ作品もおもしろいけれど・・・
読んだあとにほっこりできる系の、じんわり、やさしい読後感の本が、どちらかと言えば好きなので(わたしが)、同じくそういう人たちにおすすめしたい本を集めてみました。
「益田ミリさんの本が好き!」
もちろん、これは大前提です。
でも、その中でも当然、合う本、合わない本はあるんですよね。
その時の自分の年齢だったり、社会での立場だったり、感情の安定度合いによって、こころにストンと落ちるかどうかって、結構変わってくると思います。
少し元気がないときにも、これを読めばホッとする、ほんわかほんわかする、そんな益田ミリ作品を集めてみましたよ~
お疲れ気味の日々が続いている人へ。
価値ある読書で、心を休ませてあげてね。
Contents
私が好きな益田ミリさんのやさしい本5選
【1】OLはえらい(漫画)
めちゃ初期の、益田ミリさんの漫画本です。
というか、益田ミリさんが初めて描いた漫画がこれみたい。
イラストのタッチにはどことなく益田ミリさんがいるんだけど、内容とか、言葉遣いとか、いろんなところが、今では見られないような、初期具合なんです。
で、そこがいい!(笑)
わたしはそこが好きでした。
今となっては、益田ミリさんって、こう、すごい女性じゃないですか。
- 連載多い
- 既刊本多い
- 人気も高い
- 新刊すぐ話題になる
そんな益田ミリさんにも、こんな頃があったんだなぁって、読んでいてしみじみと思えるのが楽しい『OLはえらい』
内容も、若さゆえのトゲトゲは多少見え隠れするけれど、全体的に感じる初々しさがさわやかな1冊なのです。
【2】お母さんという女・オトーさんという男(エッセイ+漫画)
お母さん、オトーさん、セットでおすすめです。
お母さんは可愛くて、オトーさんはソコソコめんどくさい。
この対比が、ほっこりとおもしろい。
一般的なお母さんとお父さんを描いているわけじゃなくて、益田ミリさんの実母、実父について書かれている本です。
『OLはえらい』も、『お母さん・オトーさん』も、益田ミリさんの実際の経験から書かれているもので、そういう実体験ものの本って、益田ミリさんの他の本と比べても、やさしい内容が多い気がします(私基準)
だから繊細さんなわたしでも読みやすく感じるんですよね。
ただ、エッセイ半分、漫画半分、な内容なので、文章苦手・・・な方は読むのに少し時間がかかるかも。です。
でもおすすめ。
【3】すーちゃん(漫画)
『すーちゃん』は人気作なのでシリーズ化していて、今現在(2022.06現在)は5冊出ています。
- すーちゃん(2006年)
- 結婚しなくていいですか。(2008年)
- どうしても嫌いな人(2010年)
- すーちゃんの恋(2012年)
- わたしを支えるもの(2019年)
この中の、3作目『どうしても嫌いな人』、これだけは、繊細さんにはちょっとキツイ内容なんだけど・・・
(基本的にいじわるな人が出てくる漫画が苦手・・・)
それ以外は、ホッとしつつも、自分を静かに見つめ直す時間が生まれてくる、なんとも不思議な魅力がある漫画です。
1作目のすーちゃんは34歳、5作目のすーちゃんは40歳。
読み手と一緒にすーちゃん(独身)も年を重ねていって、その重なりがまた、なぜか魅力的で・・・。
ファンが多いのも納得!の、益田ミリさんの超・代表作です。
4作目の『すーちゃんの恋』に出てくる男の人のお話はここにリンクしていて、これもまた、おもしろいお話(漫画)です↓↓
【4】週末、森で(漫画)
やさしい~
ただただ、やさしい~漫画です。
疲れたときに読むと癒やされます。
人間はすぐに落ち込むけれど、森はいつも、ただそこにあって、美しく、欲張らない。
すーちゃんシリーズも好きだけれど、週末シリーズも負けずに好きです。
ん?
週末・・・シリーズ・・・?
そうです、続編があるのです↓
- 週末、森で(2009年)
- きみの隣りで(2016年)
こちらも、セットで読んでほしいおすすめ漫画です。
【5】お茶の時間(漫画)
これもほっこり本で好き。
益田ミリさんがお仕事の打ち合わせで行く、ホテルのラウンジやカフェのデザートがおいしそうでおいしそうで・・・!
3,000円のいちごのショートケーキなんて・・・
わたしも食べてみたい!
この本の中で、韓国の書店でのサイン会のお話もあったのですが、益田ミリさんったら・・・韓国でも大人気だなんて!(うれしい!)
わたし自身が韓国好きなので、(ドラマも歌も好き♡)韓国の人が日本の本を好きって言ってくれるのって、素直に嬉しくなります。
国をまたいでも、通じ合うものはある・・・!
ちょっといいおやつを食べながら、のんびりと読んでみてね。
益田ミリさんのおすすめ絵本1冊
はやくはやくっていわないで
もう、タイトルが好きです。
子どものころ、わたしが思っていたことそのまんま。
大人って、子どもに、1日に何回も言いますよね。
「はやく!」
「はやくして!」
「はやくしなさい!」
大人になった今では、こう言いたくなる気持ちも、よーくわかります。
子どもって、ほんとうに、いっこいっこに寄り道が多いので。
でもわたしは、子どもだった自分が言われて嫌だったことをちゃんとおぼえているので、自分の子どもには言わないようにしています。
1か月か・・・2か月に1回くらい、どうしても急がないといけない時にだけ、ビシッと効果的に使います。
「はやく!」
って言われると、子どもは、
「わたしって、おそいんだ・・・」
って思うんです。
焦ってドキドキする気持ちといっしょに、悲しい気持ちにもなるんです。
直接「おそい」って言っているわけじゃないのに、潜在的に、そんなことを思わせてしまうって、呪いのような言葉ですよ・・・。
一見、子ども用にみえる絵本だけれど、お母さんにも、これを読んでほしいなってわたしは思います。
「はやく」しなくてもいいように、子どもといっしょに考えて、工夫をすればいい。
1日って、たっぷり、24時間もあるんですよ。
【これまでに読んだ本】益田ミリさんの本一覧
1冊もの
- OLはえらい(2001年)
- 今日も怒ってしまいました。(2002年)
- お母さんという女(2004年)
- オトーさんという男(2009年)
- お茶の時間(2016年)
- こはる日記(2017年10月)
- マリコ、うまくいくよ(2018年)
- しあわせしりとり(2019年4月)
- かわいい見聞録(2019年7月)
- スナックキズツキ(2021年)
- ミウラさんの友達(2022年3月)
- 小さいわたし(2022年6月)
- 東京あたふた族(2022年11月)
すーちゃんシリーズ
- すーちゃん(2006年)
- 結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日(2008年)
- どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心(2010年)
- すーちゃんの恋(2012年)
- 【おまけ】オレの宇宙はまだまだ遠い(2012年)
- わたしを支えるもの すーちゃんの人生(2019年)
週末、森で シリーズ
- 週末、森で(2009年)
- きみの隣りで(2016年)
僕の姉ちゃんシリーズ
- 僕の姉ちゃん(2011年)
- 続・僕の姉ちゃん(2015年)
- やっぱり、僕の姉ちゃん(2018年)
- 僕の姉ちゃん的生活 明日は明日の甘いもの(2020年)
- 進め!僕の姉ちゃん(2021年)
今日の人生シリーズ
- 今日の人生(2017年)
- 今日の人生2(2020年)
絵本
- はやくはやくっていわないで(2010年)
- だいじなだいじなぼくのはこ(2011年)
益田ミリさん関連の記事をもっと読みたい方は、益田ミリさんのカテゴリーから探して読んでみてね。
次は何を読もうかな~
楽しみ楽しみ♡