益田ミリさんの超・代表作『すーちゃん』シリーズ5冊を、順番に並べてわかりやすくしてみました。
どの本に誰が出てきて、どんな内容なのかも、この記事ではほんのりと紹介しているので、ネタバレ部分も少しあります。(注意してね!)
これから読む人も、過去に読んで、もう一度振り返りたい人も、参考にしてみてください。
Contents
【1作目】すーちゃん
30代、独身、彼氏なし、一人暮らし。
すーちゃんは、カフェで働くごくふつうの女性です。
「自分探しってなんだよ」
「世界にたったひとりしかいない本物の自分を自分が探してどうすんの」
「それじゃあ自分がかわいそうだよ」
すーちゃんの言葉は、深い・・・
【登場する人】
すーちゃん34歳
まいちゃん34歳(独身の友達)
【2作目】結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日
1作目から1年後のすーちゃんのお話。
カフェの店長になったものの、まだまだ将来に漠然とした不安もあるすーちゃん。
「結婚しないの?」
「早く子供産んじゃいなよ」
「子供が産めるっていう診断書、もらってこられる?」
瀕死にさせられることばが今作も盛りだくさん・・・!
【登場する人】
すーちゃん35歳
まいちゃん35歳(結婚して妊娠中)
さわ子さん39歳(大学時代のバイト先の先輩)
【3作目】どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心
すーちゃんシリーズの中で、わたしが一番もやもやしてしまうのがこの3作目・・・。
HSP(感受性が強いタイプ)寄りにあるわたしみたいな人は、読んでいて、悲しくて、切なくなってしまうと思います・・・。
誰かを苦手と思うことと、嫌いと思うことは、似ているけれど違います。
誰かを嫌いって思うのって、エネルギーがいるのです・・・。
毎日顔を合わせる嫌いな人に、すーちゃんはどう立ち向かうのか。
そんな、重たい1冊です。
【登場する人】
すーちゃん36歳
あかねちゃん30歳(すーちゃんのいとこ、彼氏あり)
向井さん(嫌いな人)
プチ情報ですが、『どうしても嫌いな人』には、『週末、森で』の登場人物、マユミちゃんとせっちゃんがチラリと出てきます。
連動してる~(笑)
【4作目】すーちゃんの恋
いろいろあって、保育園に、調理師として再就職したすーちゃん。
職場は変わっても、好きな料理に携わるお仕事をして、おだやかに過ごしています。
前に働いていたカフェのお隣には本屋さんがあったのですが、そこの書店員、土田さんとバッタリ遭遇して、そこからすーちゃんの恋が・・・
はじまるようで、はじまらない・・・(笑)
一波乱の4作目です。
【登場する人】
すーちゃん37歳
土田さん(男性書店員さん)
おまけとして・・・
書店員の土田さんが主役の本もあります↓↓
【5作目】わたしを支えるもの すーちゃんの明日
40歳になったすーちゃん。
1作目では34歳だったので、実に6年もの年月がたっています。
34歳の時には34歳の不安や悩みがあったのに、40歳になった今では40歳になった今の悩みがやっぱりあって。
すーちゃんが40歳になったということは、すーちゃんのお父さん、お母さんはもう立派な高齢者世代。
両親との関係にも変化があらわれてきます。
出版は2019年。
今のところはこれが最新作ですが・・・
まだ続きが出そうな気も・・・。
【登場する人】
すーちゃん40歳
さわ子さん
土田さん(しつこく出てくる男性書店員さん)
すーちゃんのプロフィール
名前:森本 好子(もりもと よしこ)
年齢:34歳→40歳
お仕事:カフェ店員→カフェ店長→保育園の調理師さん
年収:320万(カフェ店長時)
出身:鹿児島
趣味:料理
資格:調理師免許、そろばん4級
愛読書:クウネル
貯金:200万円
結婚:親が話題を避けはじめた
嫌いなことば:自分探し
日記:つづかない
ヨガ:つづかなかった
本の中には、はっきりとした記述はなかったけれど・・・好子(よしこ)の好きという字から、「すーちゃん」になったんだと思っています。
すーちゃんのまわりの人(主な登場人物)
大学時代のバイト先の先輩:さわ子さん
いとこ:あかねちゃん
ちょっと気になる男性:土田さん
手元にある本で調べて、ざっくりとまとめたものなので、多少、違っている部分もあるかもしれません。
あくまでも、参考程度にお読みください。
ストーリーは、1作目から順番に読まなくても、読めなくはないと思いますが・・・
すーちゃんシリーズはシンプルにみえて、結構、奥が深いお話の構成になっている(と思っている)ので、ぜひとも順番に読んでみてほしいなぁと思います。
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